「愛華〜!
ほらほら、飲め飲め〜」
私は今姫狭の倉庫へ来ている。
そして蓮司と翔がそばに立っている。
中へ入った途端すでに酔っている翔太に絡まれたのだ。
「うるせぇ。
あっちで飲んでろハゲ」
蓮司の手によって翔太は押し返された。
翔太…ドンマイ。
翔太の声によってみんなが振り返り次々に私と蓮司は囲まれた。
斗愛に郁人、悠之介に旬、謙太、千景、流喜。
「みんな!久しぶり!!」
「蓮司と幸せそうで何よりだよ」
「あんまり無理するなよ?
愛華はすぐ無理するから」
斗愛と郁人が話しながら飲み物を渡した。
私はオレンジジュースを受け取る。
「愛華頑張ってるみたいで何よりだ」
「もー!悠之介!もっと柔らかくいいなよぉ〜。
アイ!久しぶり!」
悠之介と旬は相変わらず仲がいいらしい。
私は自然と笑顔になっていた。
「愛華、これ」
「これも!凛夜が裏で作ってくれてるぞっ!」
謙太と千景は両手いっぱいに料理を持って来てくれた。
凛夜の手料理!美味しそう!
「今日は来てくれてありがとうございます!
愛華も楽しんでいってね!」
流喜は蓮司と私に挨拶をし、下っ端君に連れられ奥へ行ってしまった。