「ただいま」

リビングへ行くと、蓮司が雑魚寝して居た。

蓮司と私は今一緒に住んでいる。
蓮司は今では人気の小説作家になっている。
小説を書いている途中でまた寝たのか。

「お疲れ様。」

そういい私は蓮司に毛布をかけた。

「…あれ、愛華帰ってきたの?
お疲れ様。」

そういい、蓮司は私のおデコにチュッと口付けをした。

「ただいま。
そういえば、明後日姫挟で集まりがあることなんで黙ってたのよ」

「愛華へサプライズに取っておこうとしたのに。
翔のやつ喋ったのか…」


「久しぶりに皆に会うの楽しみだね」

蓮司の横へ私は腰を下ろし、皆の顔を思い出し頬が緩んだ。