ドアへ手を伸ばし中へ入った。 そして、私は見てしまった。 旬が寝ている悠之介にキスをしているところを…。 「あ…アイ…??」 「あ、その、ごめんなさい。」 「大丈夫…。 あの、少し話す? 悠之介寝てるし。 こいつ一回寝るとなかなか起きないんだよ。」 旬は自分を嘲笑うかのように笑った。 「アイには僕の過去を知っててほしい。 聞いてくれる…?」 「うん。」 旬は一つ間をおき口を開いた。