その瞬間、私の頭の中に色々な光景が流れた。

狭蘭に裏切られ、憎しみに囚われた。

そして姫王のみんなと仲良くなり、斗愛に裏切られていると知った。

その時に下っ端の人たちを沢山傷つけた。

私の方が…酷いことをしていたんだ…。

そして…。

蓮司に裏切られてもなお、蓮司への思いを消しきれなかったということを…。