「あの、プリクラ撮りませんか??」

「え??」

「プリクラか…」

「さすが女子だね…」

この日の思い出としてプリクラとして取っておきたい。

「ダメ…ですよね…」

「愛華が撮りたいなら…撮ってやってもいい」

「蓮司は素直じゃないな。
俺もいいよ。思い出な?思い出」

「俺もいいよ」

兄だからかな?思い出って分かってくれた。

三人でプリクラ機の中へ入り撮影が始まった。

「はいはい。
蓮司恥ずかしがらない!」

郁人さんが蓮司の肩に腕を回し正面へ顔を向かせた。