「お前のせいで!お前が殺したんだっ!!!」
「その目で見るな、犯罪者。
"汚い"んだよ!」
「喋るな!!お前の声なんか聞きたくないんだよ!死ね!死ねよ!お前が死ねばよかったんだよ!」
アナタハダレ…?
脳内に彼の罵声だけが響く。
わからない…でも、私はこの人を知っている気がする。
急に目の前が暗くなった。
「あの子のせいで亡くなったんですって…。あの子は悪魔よ、あの瞳見ました?
それにあの声…恐ろしいわ」
「見たわよ!"気持ち悪い"目よね!」
知らない女の人たちの声が響く。
「その"汚い"声で俺の名前を呼ぶな。
あとその目で見るな"気持ち悪い"んだよっ!
もう俺の前に現れるな!」
最初に響いた声と同じ声がまた、脳内に響く…。
『どう…して…?私は…イラナイコ…なの?
××××!!』
私は独りうずくまり、独りで泣いていた…。