「愛華は一度心肺停止になった。
だから、後遺症が出るかもしれないって医者が言ってた。
福浦は無事捕まった。
殺人罪と覚醒剤所持罪で今留置所だ。」
「そうか…。」
福浦は捕まった。
これから刑務所に行くのか…。
愛華、全部終わったんだ。
だから、早く目を覚ましてくれよ…。
入り口のドアが開き、俺は後ろを振り返った。
「斗愛!?
は!?」
「なんだ、やっと白雪、目が覚めたのか」
郁人と凛夜だ。
懐かしく感じる…。
「さっき目覚めた。」
「えぇ??なになに?白雪姫の目が覚めたの?」
「ちょっと!翔さん!押さないでよ!」
次に入ってきたのが翔と流喜。
ちょっと待てよ。
白雪姫ってなんだ?
「お前バカにしてんのか?」
「べっつにバカにしてないしぃ!
まぁ、目覚めてよかったよ」
そう言い俺の肩を叩いた。
なんか腹が立つな。