「斗愛! なんで私なんか庇ったのよ!」 腹部の痛みをこらえながら私は斗愛を抱き寄せた。 「当たり前だろ…? 仲間を守る事が俺の役目だから。 この前の言葉だけじゃ信じてもらえないと思って…俺は…ここを潰そ…うと…おもっ…た…」 斗愛は最後に微笑み意識を手放した。 嘘だよね…斗愛…。 誰が早く! 「たす…け…てよ…」 意識が遠のく瞬間微かに足音が聞こえた。 誰が早く…斗愛を助けて…。