「おはよ!」

「…はよ」

今日は蓮司が来てくれたんだ。

私たちは無言のまま登校している。

昔みたいに戻ったようですごく嬉しい。

「「あのさ」」

私たちの声が重なった。

「蓮司先いいよ」

「お前…今好きなやついんの…?」

「え…?なんで?」

好きな人?蓮司の事が好きだった。
追い出された後も心のどこかで諦められてない自分がいた。
蓮司が信じててくれた時はすごく嬉しかった。

私は蓮司のことが…好きなんだ。

「なんで...って。
別に答えたくないならいいけど」

「いるよ…」

「そ、そうか。

で愛華はどうした?」

なぜ言葉に詰まったんだろう?
まぁ、気にしないでおこう…。