「久しぶり。」
『なんだ?珍しいな愛華から電話を寄越すなんて』
かけたのは城叔父さん。
叔父さんは前にも言ったけど表立って言えない職業をしている。
日本で言えばヤクザ。
外国で言えばマフィアかな。
「叔父さんに聞きたいことがあってね。
組ってどうやって潰すのがいちばんかな?」
また城叔父さんに頼ってしまった。
頼ってばかりでごめんね。
『一番か、一番はやっぱマッポじゃないのか?
不正なことしてたらそれだけ罪は重くなるし。
こっちでは殺るのが一番なんだがな。
日本だもんな。』
「うん。
城叔父さんありがと。
いつも頼ってばかりでごめんね。」
『全然気にしてねぇぜ、!
あ、雅人!
ちょうどいい!!愛華と話すか?。
オケオケ!話す』
城叔父さんから雅人叔父さんに変わった。
「久しぶり。」
城叔父さんと雅人叔父さんは、日本人じゃないんだよね。
祖母と祖父が元々日本に興味があって、日本の名前っぽいのをつけて、日本語を勉強してたから、今話せてるんだよね。