あれから数日後。
真由が久しぶりに登校して来た。

「ねぇ。蓮司。
自分が何をしたか分かってる?
狭蘭は潰すわよ」

そう、殺気の込もった声で言った。

「好きにしろ。
俺は決めたんだ
愛華も狭蘭も俺が守る。」

「ふざけんじゃないわよ!!
何のために愛華を追い出したと思ってるの!?!?
私の邪魔しないでよ!」

真由は叫んだ。
自白するなんてバカなのかな?

「待てよ…どういうことだ真由。
真由は愛華にいじめられてたんだよな?
あの音声だって…」

「バカじゃないの?
本当に信じるなんて本当のバカとしか言いようがない。
全部愛華を追い出すための仕掛けよ。」

「嘘だ…ろ…。」

千景は膝から崩れ落ちた。