「ごめん。」

「別に謝ってほしいわけじゃない。
とりあえず斗愛?愛華を傷つけた分殴らせろ」

「あぁ。悠之介。
殴ってくれ。」

悠之介は俺のそばまで歩いてきて、頭を軽く殴った。

「はい。
とりあえず愛華に謝れるといいな。」

「悠之介…ありがとな。」


俺の過去を話しても軽蔑せずにいてくれた。

ありがとう。

本当に…ありがとう。