全て話し終え、俺は静かに目を閉じた。
愛華を傷つけといて、翔太たちに軽蔑されるのが怖いと思ってしまう。
絶対に軽蔑されると思う。
悠之介は多分愛華の事が好きだろう...。
最近のあいつを見てるとよくわかる。
「最低だな。」
ほらな?
悠之介の声が頭に響く。
「ほんと最低だよ斗愛。
なんで僕たちを頼らなかったの?
僕たちそんなに信頼できない?」
え?俺は顔を上げた。
「信頼してないわけじゃねぇよ!
ただお前らに迷惑かけたくねぇから!」
「そんなの自己満じゃん?
いつ俺たちが迷惑って言った?
お前が信頼してるって言ってんのに、なんで頼らねぇんだよ。」
翔太。
そうだな。
信頼してるくせに何1つ話せてなかったな…。