「俺は強くなるから…。




愛華…ごめんな。」

泣き止んだ私の頭をクシャクシャと撫で、竜胆は立った。
何か小さな声で言っていたが聞こえなかった。


「お前が姫王に居る以上俺は姫王を潰す。
それじゃ、またなクロユリ…」

そう言い竜胆は離れていった。

私が姫王に居る以上潰す。
でもそれは、私を救うため…?

分からない。

どういう意味なんだろう。