愛華と翔は用があると帰って行った。 またあいつのところに行くのか? あいつのところに行かないでくれ…。 もっと強くなってお前を守るから…。 「蓮司、謙太ちょっといいかな? 千景ごめんね。 ちょっと席外してくれる????」 愛華達が出て行き沈黙が続いた。 その沈黙を破ったのは真由だった。 これはこれは、御立腹だな。 千景は不思議に思いながら幹部室を後にした。