「私帰るね。
凛夜送ってって」

凛夜は頷き私たち4人は会計を済ませた。

凛夜に送ってってという時は姫王の倉庫に行く時の合図。
じゃないと、翔たちにバレちゃうからね…。

「なぁ、愛華。
竜胆に会ったことあるのか?」


「え?ないよ。」

「なんで電話番号知ってるんだろうね」


そうだ…なぜ私の電話番号知ってるんだろう…。

狭蘭のやつらか?

だったら、なぜ私に真由の情報を教えたんだ…?


「うーん…。
考えるのだるい!
もういいや!」


「そうだな。」


それからは無言で姫王の倉庫まで歩いた。