「キャラって…違う違う。弱く殴ったつもりなんだけど痛かったみたいで…本当ごめん。祥太」

私は顔の前で手をあわせる。


「え?喧嘩したの?」

「てか、愛華勝ったの!?」

旬、悠之介。綺麗な顔が台無しよ、そんな口をポカーンと開けて間抜け面しちゃって…。


ーガラッ


「なにやってんのお前ら」

声のする方を見ると十愛と郁人が立っていた。