そんな優の姿が見ていられなくて、思わず口から滑り落ちてしまった言葉。
「私は…優のこと好きだよ。恋愛感情で…ぁ…」
言ってからすぐに口をおさえる。
何いってんの私。
このタイミングで告白なんて…。
優もぽかんと口を開けたまま、私を見つめている。
ぐあぁぁぁあっ…
盛大にタイミング間違えちゃったよ。
ごめん、ほんとにごめんね、優…。
優が本気で心ちゃんとの関係で悩んでいる時に…
第三者?である私が空気のくの字も読めていないようなKY発言なんかして。
地雷踏みまくりだよ!このばか‼︎
…それと、もう一つごめん、優。
…多分、
優の姿が見ていられなくて。
以外にも、今告白した理由はあったんだ。
きっと、心の片隅で『今なら優の彼女になれるかも』って期待してたんだ。
私はそんなことしないよってアピールするみたいに。
心ちゃんと別れたってきいて、どこかで喜んでいる自分がいた。
『見ていられないから』なんて純粋な理由だけじゃない…。
…最悪な女だな、私。
ほら、優だって戸惑ってる。