四季はそう言い笑って腰を持ち上げる。



「おやすみ、早く寝ろよ」



私の前を通るときにそう言って私の頭をポンポンと優しく撫でた。


は、早く寝ろよって、……言われなくてもわかってるしっ!! なんて心の中では強気だけど、体は正直だ。


四季がこの場を去った今でも、体が、顔が、心が、全てが熱い。

近くにマグマがあるんじゃ?って思うほど熱い。熱くて熱くてとろけちゃいそう。


「四季の、バカやろう」




あと、何回、私をドキドキさせたら気がすむの?