「し、四季も眠れなかったの…!?」
なんだか恥ずかしくなった私は無理やり話を変えた。
だ、だって、ほんとに色っぽいんだもん! しょうがないよ!
「え、…ああ」
そう返事すると水を入れていたコップを台の上に置いて私から離れていきソファに座った。
四季のひとつひとつの行動でドキドキする。
「お前もこっちこいよ」
そう言って私のほうを見る四季にドキッとする。
って、え!? 『こっちこいよ』ってなに!? 行かないとダメなの!?
私は「わかった」と言葉を濁しながら四季の隣に座る。
だ、だってソファ一個しかないしね! 向かいってテレビが置いてあるしね!