「ぶっ!! あはははっ! しのちゃん最高だねキミ!」
そう言ってお腹を抱えて笑いだすチャラ倉くんに私はびっくり。
な、なんでこんなに笑ってるのかな?
笑いのツボ浅いのかな?
あまがよく私に『病院いけ』って言うけどその言葉いまのチャラ倉くんにも言ってあげてほしい。
いきなり笑い出してびっくりしたもん。
「はあ〜、ほんと面白い。
しのちゃんって四季の幼なじみなんだよね?」
チャラ倉くんの笑いのツボに疑問を持ちながらも私は「そうだよ」と答えた。
四季の唯一、横にいる男こそが私の横にいるチャラ倉くん。
四季はこの学校のトップだから誰もが四季に頭を下げる。
……だけど、ただひとりだけ四季と同じ地位を持っている男がいる。
そう、それが長倉 煇。別名、チャラ倉くん。
あ、だけど、3年生は四季がトップってことが不満で、よく悪いことばっかしてるってあまから聞いたことがあるなあ。
「チャラ……ごほん、長倉くん、授業はいいの?」
チャラ倉くんと言いかけたのをごまかして長倉くんと言ったがごまかしきれなかったからなのか、
チャラ倉くんは吹いて、また笑う。