「楽しかったねえ〜」


「ああ」


ファーストフードで5人でずっとしゃべっていていつの間にか夜の8時を超えていていまは家だ。

晩ごはんやお風呂もおわりあとは寝るだけ。


そして、いまは四季の部屋でのんびりとふたりでいる。


楓と紅羽がくっついたことはすごく驚いたし嬉しかった。

だけどそれ以上に嬉しかったのは私のことをわかってくれた四季だ。


胸がこれ以上、ぎゅってならないだろうとおもったほど、ぎゅっとなった。



あと! 重要な発表はふたりが付き合ったこととあとは

楓が“雨宮 楓”としてお母さんに会えたこと!


楓が、

『昨日、お母さんに“雨宮 楓”として会った。

『初めまして』ってちゃんと言えた。
これからはちゃんと双子の姉の“雨宮 桃”じゃなくて

“雨宮 楓”として会いに行く』


まえを向けた楓が力強い声をだしてそういったのだ。