その喋り方がチャラいんだよ、バカ!



「チャラ倉って絶対、ひとりっこでしょ?」



それで、親たちにワガママ言ってそう!!


どうだ、と言わんばかりにどや顔を決めるとチャラ倉はきょとんとしてそして、笑った。



「残念、しのちゃん。俺、妹いるよ?」



絶対、うそだ! そう言おうとするとチャラ倉は右にしている腕時計を見せてきた。



「時間、大丈夫?」



「ああああああ!!!」



遅刻してしまう!!