「ほんとにい〜?」
「ほんと、ほんと」
…ほんとじゃないけどね。
しのが好きだけどね。
なんて、言えっこない。
「そっか… もし、あまに好きな人が出来たら私にいちばんに教えてね!」
そういって無邪気に笑うしのを見て、
切なくなった。
「ほら、はやくいくぞ。
もしかしたら煇と高月来てるかもしれねえぞ」
高月とは紅羽のこと。
紅羽のことになると目がないのはしのの特徴。
「はやく帰ろう! 天使が待ってる!」なんて言ってる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…