待ち合わせ場所にはタンクトップのワンピースを着て麦わら帽子を被っているしのと

ラフな格好でもきらきら輝いてみてる四季のふたりがいた。


私に気づいたしのは手を振りながら「あまああ〜!」と叫んでいる。

恥ずかしいからやめてほしい。

…と、思っているのは私だけじゃなく、しのの横にいる四季が冷たい目でしのを睨む。


その視線を感じたしのは口を尖らせて黙る。


……羨ましい。
“彼氏”としてしのの横にいる四季が羨ましい。