「大丈夫だよ、しのちゃん!
しのちゃんになにがあったら私が助ける! 悪いやつらをとっ捕まえてやるからね……!」
「く、紅羽っ……! あんたなんでそんなに可愛いんだあああー!」
私にひとり味方が現れた…。
……いや、お姫さまが現れた。
私が守ってやりたいぐらい可愛いお姫さまが……。
「はあ〜、わかった、あんたたちは私が守るから。
とりあえず、3年棟には近づかないこと! いいわね?」
「オッケーでえす!」「うんっ わかった!」
だらしない私の返事と可愛らしい紅羽の返事がかぶる。
そして、3人で笑いあう。
すっごく、幸せなお昼休みだなあ。