「うああああああ!もうなんなんだあああああああ!」
海に叫んで紛らわして、私の記憶なくなってしまってくれと心から叫んで消えてしまいたいーー
悩んでは逃げてやることに意味もないと思う。
だから前に進みたくても、こうしてうまくいかないことがいつもあるたびにポロポロと心は泣いて泣いて、
一人で泣くことは慣れっこだった。
独り善がりだけれど、自己満足。それがループして寂しさを紛らわしての理由もなく前に進めない証。
死のうか、何年も思ってもいたが、…血を見るだけで涙が溢れてしまう。
嫌だ、体が反射的に動くなんていつものことでそれが許されないことも自覚している。
いつこうなったかと思うことも沢山あってあって…あ、でも今は考えたら…
ーーー自分が死のうと考えそう
「瓜!!!!!」
…え?
ふわふわとしていて泣いていてるにも、突然声がかかる事にびっくり。
…しかも、私の名前…?
「瓜!瓜!聞いてんの!?」
遠くて誰の声もわからないけど、男の声だ。
「聞いてる」