高鳴る鼓動と高揚感を押さえ込み 僕も足早に路地を抜け帰路に着いた。 ベッドに転がって先ほど渡された名刺を眺めた。 (神崎八宵か…かっこよかったな。) 照明に照らされて透けた名刺には裏側の文字が写し出されていた。 ん? 『バイトぼしゅうちゅう(ハート)』 ハートって柄じゃなかったけど。 来週末いってみようか…