彼女はめちゃめちゃ強かった。

正直人間と比べてはいけないような
対人兵器です。と言っても頷ける

ただ、ふいに落ちないことがひとつ


────最後のアレだ




『あの、今のって何が起きたんですか?明らかにあの人、おかしい動きしてましたよね。』


え?そうだったかな?とでも言わんばかりのトボケ顔ををして彼女は続けた。

???「あー、えっと。んん、そう!話の途中だけど、ここにはいつまでも居れないから。興味があるならいつでも来るといい。それといま見たものは他言無用だ!いいね?」

サラサラと何か紙に書いている


手渡されたのは1枚の名刺で

そこには、


「暁闇の月」

神崎 八宵 (Kanzaki yayoi)
Tell 080-XXX-XXX

と記させている。



『神崎さん?』


神崎「そう。君ももう帰りな。ここは物騒だからな。じゃあな」



そう言うと、彼女は足早に闇へと溶けていった。