「バーガッ!」
ドン。
痛っーい。

「頭叩かなくったって…」
私は、ヒリヒリして痒くなってきた頭を抑えながら上を見た。

「お兄ちゃん…」
お兄ちゃんはプイと売り場の方へ向かう。


『えぇっ~~~~~~…』
女子の悲鳴。

そっ、そうだよね…
驚くよね。

皆の思っている事くらい大体分かる。

あれが、本川大輝の妹かぁ…でしょ!
そん位、私にだってわかりますよぉ~


お兄ちゃんは私とは比べても色々できる。

勉強、私もできるけど…
運動、ソフトだったら!
性格、お兄ちゃんは誰とでも仲良くやれて、私は頭の良いバカ。

そして、お兄ちゃんはモテる。
まだ、人生の半分も生きていないのに告白は、20越え。


私には、考えられないけど…こんな人っているんだね。


確かに顔はいけてる方かなって気は少しは、あるかな!