「あの子ったら、」
完全に呆れられてる。
せいちゃんったら、体格に合いませんよ!


一応、私の方が大きいんですから!

そんな事は、さて置きいざ勝負!


負けられない。戦いだ。

両手に拳を握り、手をしたに。精神統一。

まぶたを閉じ、息をゆっくりと吐く。

「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー…」
叫ぶ。


美葉瑠と姫衣は、爆笑。加衣は、笑いを堪えて変顔。せいちゃんは、苦笑。

んっ…くっくっ…苦笑?

あのせいちゃんが?
これは、シャッターチャンス!
高値で売れるぅー!
カメラを出した。


はっとした時には、もう遅くて周りからは、笑い声先輩や同学年から…

ちょぉう、恥ずかしい。
「穴掘って隠れたいよぉ。」

そう言うと、
『私達の方だよ!』

もう、皆まで…


あっ、そうだ!せいちゃんの写真を撮ろうって思ってたんだ。


画面を吹き始めたとたん。

「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

一部分から、私の声が振り向くと画面を振りかざした長身の男が立っていた。