現在、7時30分。
加衣(かこ)との待ち合わせ場所に来ていた。加衣とは、小学生の時からの大親友だ。だから、中学生になっても一緒に学校に行こう!と約束していたが、なかなか来ない。
『ったく、加衣ったら遅いな…』
スマホを取り出そうと、ポケットに手を入れた時。
ダ、ダダダダダダダ…
ドン!
「あ~!」
叫んだ私の後ろから聞こえる声は、確かに加衣の物。
「ワハハハ…うっ、フフフフ」
私をよそに笑っている加衣。
「ちょっと、加衣ったら…」
「ご、ごめんね。遅れて…寝坊しちゃっ た!」
「んっ、も~う髪がグチャグチャになっ ちゃったんじゃない?加衣、鏡持って ない?」
「あるけど…」
ガサゴソガサゴソ…
……………
「っで、莉咲、鏡がどうしたの?」
「えっ?貸してって意味だけど?」
「えぇー。貸さない!」
「どうしてよ?」
「だって、その髪、可愛いもん。加衣、 グチャグチャになんてしてないよ!」
私は、慌てて髪を触った。
『んっ?何かついてる。外してみよ。』
外してみると、
加衣(かこ)との待ち合わせ場所に来ていた。加衣とは、小学生の時からの大親友だ。だから、中学生になっても一緒に学校に行こう!と約束していたが、なかなか来ない。
『ったく、加衣ったら遅いな…』
スマホを取り出そうと、ポケットに手を入れた時。
ダ、ダダダダダダダ…
ドン!
「あ~!」
叫んだ私の後ろから聞こえる声は、確かに加衣の物。
「ワハハハ…うっ、フフフフ」
私をよそに笑っている加衣。
「ちょっと、加衣ったら…」
「ご、ごめんね。遅れて…寝坊しちゃっ た!」
「んっ、も~う髪がグチャグチャになっ ちゃったんじゃない?加衣、鏡持って ない?」
「あるけど…」
ガサゴソガサゴソ…
……………
「っで、莉咲、鏡がどうしたの?」
「えっ?貸してって意味だけど?」
「えぇー。貸さない!」
「どうしてよ?」
「だって、その髪、可愛いもん。加衣、 グチャグチャになんてしてないよ!」
私は、慌てて髪を触った。
『んっ?何かついてる。外してみよ。』
外してみると、