→美奈side
「なかなかの演技ね。水戸さん。」
「ばれてましたか。美奈先生。」

この子には、何かあったんじゃないかしら?
「そういえば、さっきの莉咲さん…」
「女の子ですか?」
「女の子しか、いないじゃない?」

「えっ?先輩がいましたけど。」
「それは、私の…」
言ってしまった。
「えっ?うっそ。」
驚くのは、しょうがないよね。

「水戸さん、帰りますか?」
「はい、お願いします。」

「水戸さん、くれぐれも他人に言わないように。」

「当たり前ですよ。」
そう言って、ベットに横たわった。