あれ?

「雪乃。どうかした?」

「ううん。何も」
雪乃は、ニコッと笑う。

雪乃……?

翌日。
雪乃は、ドラマ撮影で外のロケがあった。

日曜って事もあり3人で見学をしながら
見張りをする事にする。

「今日は、何にも無いといいね!」
輝君が言うと

「そうだね!
でも、何か…雪乃の昨日の表情が気になるのよねぇ~?」
考え込みながら昨日の事を言った。

何だか切なそうにしているように思えた……
気のせいならいいんだけど?

「えっ?まぁ~確かにねぇ~」

「どっちでもいいけど…何で
俺まで見張りをしないといけないんだよ?」
嫌そうに言う悠斗。