その日の夜、葵斗が帰ってきて夜ご飯は4人で食べた。 あたしの向かいに座る翔流。 目が合わせられない。 でもその理由は昨日とは違う…… 翔流から本当のことを聞いて自分の中で閉ざしていた中学の時の記憶が流れてくる。 一緒に帰った学校からの帰り道。 どこへ行っても楽しかったデート。 そして、翔流に告白された…… 修学旅行。 なんでだろ、楽しい思い出しか思い浮かばないな。