「え!!家に戻んなきゃいけなくなっちゃったの!?」

びっくりして声を上げてしまった。

「ほんとごめん…。」

大学のレポート提出が今日までだったらしくて教授が怒ってるらしい。

ちょっとくらい待っててくれてもいいのにね。

大学はそうはいかないんだね、きっと…。

「しょうがないよ。じゃあ帰る準備しよっか!」

私が動き出すと、

「いや、今日中には帰ってくるからあやはここにいていいよ!」

んん……!?!?

まてまて、ここに残る?

「い、いや、いいよ。一緒に帰るよ」

「まだ1日しかこっちいないじゃん。俺ももうちょっといたいからあやは待ってて」

そう言って葵斗は荷物をもった。

「あ、え、いや…」

「んじゃ、そういうことだから!いってきます!」

…チュッ

いってきますのキスですか…。

はぁ…もう仕方ないな…。

とか思いつつ顔がゆるんじゃう。

「わかったよ、いってらっしゃい!!早く帰ってきてねー!!」