「ここまでこれたの、優子ちゃんのおかげだよ。」


え?
なんで私?


「道崎がつよくなってやる。優子のためにも俺は試合に勝ちたいって。」


ゆーがそんなこと言ってたの?
私のこと思って試合頑張ってたの?


嫌われてると思っていた。


自分の都合で別れを告げたのに。


「ゆー、元気?」


「あぁ。みんなに負け時とすんげぇ頑張ってる。」


そうなんだ。
すごいなぁ。

「大島!誰と話してんだよ!」

声が聞こえる方に向くと
そこに居たのは


大好きだった。今でも大好きな


ゆーがいた。