「お兄ちゃん…」  


『優子!?今どこだ!?』


「分からない。」


『何が見える?』 


「分からない。」



全て嫌になった。


私はお兄ちゃんの電話を切った。
このまま死ねたらいいのに。


そう思い、私は意識がなくなった。