後ろを振り向くと
黒髪のいかにもヤンキーって感じのやつ。
マジか…めんどい事になりそう。


「なに?」  

「道崎悠太郎?」


なんで俺の名前知ってるんだよ。
こいつまさか…高島?


「俺、高島光輝。聞いてるだろ?優子から」


「お前が高島か。俺になんか用?」


「単刀直入に言うけど、優子と別れろ。」


言うと思ったよ。
別れるわけねーだろ。


「無理。」


「野球できないようにすることもできるんだぞ?」 


うっぜー。俺はそんな軟じゃない。