最初は唇同士を重ねるだけだったのが、
気付けばレナルドの舌がカテリーナの口のなかで動いていた。
「っん……」
カテリーナは、自分でも聴いたことのない声に、顔が赤くなった。
レナルドは、唇を離した。
「……初めてなのか?」
この言葉に、カテリーナは、再び顔を赤く染めた。
「そんなの、どうだっていいじゃない。」
「ふっ、優しくしてやろうと思ったが……もう容赦しない。」
自分が上半身裸になると、カテリーナの服を脱がし始めた。
抵抗するが、それも敵わず、下着のみとなってしまった。
「こんなの……可笑しいわ‼‼」
「さっきも言っただろ。お前が俺に指図したらどうなるか分かってるのか?」
「いいわ、ちょうど死ぬ覚悟もできてたの。」
レナルドの表情は、けわしくなった。