斗「俺は族に入ってるわけじゃない
普通の生活してるからなのか・・・？」
佑「え？」
斗「これが普通なのか？」
竜「普通じゃないな。」
斗「じゃあなんで───」
竜「なんでか？
それは相手が裏世界を握ってる
奴だからだ。
組の世界に甘さは必要ない。
命の奪い合いなんだよ。」
斗「・・・・・・。」
俺は弱いから何もできない。
弱った愛美は前のような迫力がない。
‘‘そんな愛美は好きじゃない。
でも・・・・・・。’’
でも、何もできない
俺の方が情けない。
嫌いだ。
好きな奴一人守る力がないんだから。
なんでさっき愛美にああいったんだろー
・・・・。
後でちゃんと謝んないと・・・・。
ただ・・・
愛美に弱いとこ見せたくなかった・・・。
斗「そういや他は？」
佑「まだ探ってる。」
斗「そうか。」
竜「喧嘩になったのはお前だけか？」
佑「いや。
ほかにもいる。
そっちにはほかに行かせた。」
竜「大丈夫なのか？」
佑「大丈夫だろ？」
竜「・・・そうだな愛美が選んだ
奴らだからな。」
佑「うん。」
こいつらはみんな強い絆と信頼がある。
それを時々羨ましく思う。
俺も早くみんなに会いたかったな・・・・。
