隠してること・・・





一つだけある・・・・


愛『あるよ。
  でも、言わない。
  言えない。』

斗「・・・なんで?」

愛『これはダメ・・・
  斗真も・・・

 

  死んじゃうかもしれない・・・。』

斗「死ぬ!?」

そう、これは誰にも知られちゃいけない。
見られてもいけない。



愛『その秘密を知ってる人は私だけ。』

斗「愛美だけ?」

愛『そう。
  ほかにもいたよ。
  いたけどね・・・・

  死んじゃった。



  それを知った、見た人だけ
  一人ずつ死んでいった・・・・。』

斗「・・・・・・。」



あーあ。
絶対ひかれたよ・・・。
だからあまり知られたくなかった。
けど斗真だし・・・
知ってほしいっても思った。




愛『だから言えな
斗「教えて?」

愛『え?』

幻聴?
今、教えてって言った?



斗「だから、その秘密教えて?」

愛『な、なななななに言ってんの!?

  バカじゃないの!?』

斗「は?
  バカじゃねーし。

  ただ、お前が一人で抱えてる
  ことを俺にも分けてほしいだけ。」

愛『死ぬよ。』

斗「大丈夫大丈夫!
  俺、運いいから!!」



そんな理由で・・・

愛『一人ずつ死んでいったんだよ?
  


  みんなこれは呪いだって言ってた。』