愛『ずっと、
  ずっと・・・・


  寂しかった・・・・。』

桃「うん。」

愛『家族みんなで仲良く話たかった。
  幼稚園でのこととか
  聞いてほしかった・・・

  でも、わがままは言っちゃダメ。
  
  だから我慢して、我慢して・・・

 
  ずっと一人で夜遅く帰ってくる
  お母様、お父様を待った・・・・・。

 
  それでも帰ってこない日もあった。


  会えないことが寂しくて、悲しくて、
  つらくて・・・・。



  あの事件以来お母様は家におられる
  ようになって
  ずっと一緒にいれることが
  うれしくて。
  どんなことをされてもいい!
  それほどうれしくかった。

  あの事件は私が悪かったんだ。
  そう思えば何されたって我慢できた
  んだ・・・。
  ただ、一緒に・・・・・・・
  いてくれれば・・・・それで・・・』


お母様がきつく私を抱きしめ

桃「本当にごめんね・・・
  ごめんね・・・・・・
  一人にして・・ごめ・・・」


消え入りそうな声で誤る。