ガラガラッ
教室の扉を悴む手で開けなかに入る。
「おはよー」
教室内は暖房がついていて暖かい。
暖房の心地よさを肌で感じながら席につく
「恋ー!おッはよー!」
恋と呼ばれた男の子は声のする方を振り返った。
彼は氷伊荒欷 恋。
人懐っこくて、元気な男の子。
「釉稀かぁ!びっくりしたぞ!」
恋に飛びかかった少年は栗宮 釉稀。
スポーツ大好きな男の子。
「悪ぃ悪ぃ!でも、おれ、恋と早くバスケしたくてさ!」
恋と釉稀はお互いバスケが大好きと言うことで仲良くなり、今は大親友。
「ったく…。」
恋は嬉しそうに呆れた。
「早速行くか?バスケ」
この言葉に釉稀はさらにテンションが上がる。
「早く行こ!ほら、早く!」
釉稀に引っ張られ、ズルズルとバスケコートに向かう。
「イテ…わかったって、行くから。あんま引っ張んないで。」
手が痛いことを抗議する間もなくバスケコートに着いた。