「んー、、、、」

「…はよ。」

「んー、うん。」

「ままぁ〜、おはよお。」

「おはよ。」

類くんの顔を見ただけで安心して涙が出てきた。あれは、悪い夢だったんだ。うん、そうだよ。

「川神さん。先生呼んできますね。」

「あ、はい。……なんで、類くんいるの?」

「電話かけても出ねぇし、色々探し回ってたら、担任にも病院から連絡あったみたいで、来た。」

「そっかぁ。於兎、本当に痛いところない?」

「ないない!」

「多分大丈夫だと思う。さっき小児科の先生にも見てもらったし。」

「そっか…よかった…」

「お話中ゴメンね。産科医の永田です。えっとー、川神 椿樹さんでいいのかな?」