「洗ってきたよ〜!」

「2人ともケーキ食べる?」

「食べる!」

「やったー!」

「この中だったら、何ケーキがいい?」

「おれチョコ!」

「愛喜はショートケーキ!」

「飲み物はカルピスでいい?」

「うん!」

「カルピス大好き!」

「はい。どーぞっ!」

「いただきまーす!」

「いっただっきまーす!」

30分程度お茶をして愛喜ちゃんと魁虎くんに勉強を教えたり、ゲームをしたりした。

3時くらいに於兎が起きたけど、魁虎くんと一緒にご機嫌で遊んでいた。

5時すぎになって、類くんが帰ってきた。

「ただいま。椿樹、於兎。」

「おかえりっ」

「きき!」

「おかえりーっ。」

「おかえりなさーい。」

「おう。お前らまだいたの?」

「うん!もう帰るね!」

「おー。そーしてくれると助かる。」

「えー!!まだ居たい!」

「また今度来いよ。な?今日は車呼んでやるから。」

「…うん。わかった。」

類くんは納得した魁虎くんを抱っこして運転手さんに電話をかけ始めた。

類くんは、一応御曹司。
お金持ちなんだ。

「よし。下に降りろ。着いたって。」

「分かった!おじゃましました!」

「おじゃましましたー!」

「また来てね!」

「悪かったな。何時くらいからいた?」

「ん?そんなでもないよ?来たの1時半くらいだもん。」

「そっか。辛い時は言えよ?」

「ありがとう。」

ピーンポーンッ

「あ、」

「いーよ。俺出る。…はい。…あ?おう。」

「誰だった?」

「家具屋。」

それから、昨日類くんが買ったベッド、あとは頼んでいた三段ラックなどが入ってきた。類くんと家具屋さんで綺麗に配置して、ベッドメイキングまでしてくれた。

「あ、椿樹。俺、やっぱ会社継ぐことにしたわ。今日、もう色々準備してきた。」

「そっか。頑張ってね!」