その後、ご飯を食べ終わった類くんはお仕事探しに行った。

8時半頃、あたしは於兎とご飯を食べて身支度をし、9時半頃に、家を出て近くにある雑貨屋さんに行った。

カランカランッ

えっと写真立てはと…あ、あった。

かわいいアルバムも4個くらい買って、雑貨屋さんをでた。

「まま?」

「ん?」

「あら!カワイイ子ねぇ~。女の子?」

「男の子です。」

「あら。ごめんなさいね。まつ毛が長くて、とってもお母さんに似てるのね。」

於兎は基本類くん似って言われるから嬉しいっ!

「ありがとうございます!」

「じゃぁ、頑張ってね!」

「はい!」

いい人だったなぁ!

「まま、ちっち。」

「でた?」

「うん。」

「あらあら。可愛い子ね!」

まただ。

「ありがとうございます!」

「でも貴女、少し若すぎない?何歳なの?」

「16です。」

「あら!じゃぁ、結婚もしてないのに産んだの?」

「夫ならいます。ちゃんと夫婦で愛情をこの子に注いでるので大丈夫です。」

「でもねぇ〜、これだから若い人は…」

このクソババァ、ネチネチネチネチうるさいなぁ。

「ご心配ありがとうございます。では、失礼します。」

何か、嫌な人だったな。

何かムスッとなりながら、トイレに寄ってオムツを替え、写真の現像してもらいに行った。
…ケーキ買って、帰ろう。

帰ってからは、ご飯を食べてゆっくりして、於兎はお昼寝。

1時半になると、愛喜ちゃんが魁虎くんを連れて来た。

ピーンポーン

「はーい!」

ガチャッ

「昨日ぶり~!」

「こんにちは!」

「こんにちは!上がって上がって~!」

「おじゃまします!」

「おじゃましまーす!」

「手を洗ってきてね~!」