ついたのは、理事長室。

「うん。」

コンコンコンッガチャッ

「おいっ、ん?あぁ、類、椿樹。於兎も!大きくなったなぁ。…んで、どーした?何かあったか?」

「…碧(ミドリ)。俺等、辞めるわ。……学校。」

「……え?なんで!?」

「……約束取り消しなったんだよ。」

「………………そうか。…大変だろうけど、頑張れよ!類也、椿樹!」

「……もちろんです!今までありがとうございました!あ、これからも、よろしくお願いしますね!」

「おう。ベビーシッターくらいならしてやるから、お前らいつでも来いよ!」

「おう。色々と、サンキューな。2年半、迷惑かけて悪かったな。じゃ。」

「いつそんな言葉を言えるようになったんだよ!でも、俺は嬉しいぞ!」

「あ、そ。」

「で、だ。類也。お前は真面目に学校に来てたし、定期テストも点数が悪くない。半年くらいなら考慮してやれるぞ。まぁ、定期テストは受けてもらわにゃならんがな。」

「マジで?」

「あぁ。ごめんな、椿樹はあと1年半あるから無理なんだけどな…」

「それ、条件は?」

「定期テスト全教科90以上。つっても、3年はあと二学期末の1回だけだろ。」

「わかった。それで頼む。俺ら用あるからなんかあったら連絡して。じゃ。」

バッタンッ