「そ、か。」

「おう。じゃぁ、俺達行くな。」

「おう。」

「七海、要くん、またね。」

「うん!またねー!!」

ガラガラガラガラガラッピシャッ

「お前らのクラス今、何?分かる?」

「んー、確か…化学?あ、移動だ。」

「んじゃ行くか。」

「おっす。」

あたしの教室は2階。2年1組。

タッタッタッタッタッタッタッ
ガラガラガラガラガラッ

すぐに準備しないと!
えっとー、これと、これ。これとこれと、これとこれは七海と維愛にあげよっと。

小さなメモ帳に、
プレゼント(*´∀`)
と、書いて2人の机の上に置く。

「お待たせ!」

「おし。んじゃ、行くか。」

「うん。」

ついに、退学するのか……
1年半通ったから、なんだか寂しいな……
でも、今日からは本当にママとして、於兎とお腹の赤ちゃんを元気にしっかり育てて守らなきゃ。

「ついたぞ?いいか?」