「俺の子だよな…?」

「当たり前だよ。」

「はっ、次は絶対女!」

「んなっ!」

「ちょっと、二人ともうるさいよぉ。」

「あははっ!」

「もうっ。………今から、お会計してくるから、先に行ってて?」

「あぁ、下の入口で於兎と待ってる。」

「川神さーん。3番まで来てくださーい。」

「はーい。」

「妊娠おめでとうございます!5200円ですね。」

「ありがとうございます。これでいいですか?」

「はい。これからは、悪阻もひどくなると思いますが頑張ってくださいね。」

この人、あたしが妊娠するの1回目だと思ってるんだろうな〜。

「はい、ありがとうございました。」

学校辞めなきゃなぁ。
あ、引っ越さないと今の家にはもう住めないな。
そしたら、於兎の保育園も変えなきゃ。あ、いや、あたしも学校辞めるんだから、保育園行かなくて家で面倒見ればいいか。